研究・活動のご紹介

 飯田知彦の研究と活動のご紹介ですが、幅広くいろいろなことを行っているため、
多くの顔を持ち合わせ、その場その場で使い分けています。

 ここでは、それらを大きくいくつかに分けて、そのひとつひとつについてご紹介して
いきます。


◆鳥類と生態系、生物多様性などについての研究について

 これが私の研究と活動の基本となるもので、また中心をなすものです。
 本来私は、鳥類の生態の研究者です。そしてその研究活動を続けて行く過程で
保護も同時に行っていました。そうすると、どうしても生態系の中から鳥類だけ取り
だして研究と保護を行うことができないため、必然的に生態系や生物多様性につ
いての研究も行うようになりました。そして今では、鳥類と生態系や生物多様性と
のつながりなどについての研究者ともいわれ、それに関する講演なども来るように
なりました。

 今後もこれらの研究を中心として、活動していきます。

 これらの活動の主要な発表の場は、学会です。
 日本生態学会や日本鳥学会などで成果を発表し、原著論文や短報などにまとめて
います。論文としてまとめることで、活用や引用などがされて、鳥類や生態系の保護
に結びつくことを期待しています。


◆希少生物保護の実践者として

 長年希少鳥類の保護を行い、具体的な保護の成果もあげてきたことから、
希少生物保護の実践者として、行政や企業などのアドバイザーなどを行って
います。
 実際に長年保護を行ってきて成果をあげてきたことから、希少生物の保護
には何が必要かなどについて、その場その場の状況にあったアドバイスを
行っています。


◆環境保護・生態系保護の実践者として

 現在ほど環境保護・生態系保護意識の高くなかった時代から、環境・生態系の
保護活動を行ってきたため、環境保護・生態系保護の実践の先駆的な事例などが
ご紹介できます。

 特に、市民・行政・企業の社会の主要構成員の3組織が手を組んで環境保護活動
を行う活動などを先駆的に行い、しかも専門家を加えて専門的に行うことで学習効果
も高めた活動を行ったりなど、具体的に市民と共に動いて行う保護活動を行ってきま
した。
 そのノウハウを活かしながら、今後も環境・生態系保護を行っていきます。


◆環境教育の実践者として(教育者として)

 環境教育の一環として、希少鳥類を用いた環境教育の授業を、小学校などで行って
います。ともすれば抽象的になりがちな環境教育を、希少生物を用いることで、具体的に
説明し、具体的な保護策も示すことができます。
 教育委員会の非常勤講師として、環境教育の授業も行っています。

 本物の研究者が授業を行うと、やはり子供たちの反応が違います。そういう声をよく
いただきます。時に、招かれた学科の先生方に、「えっ、本人なんですか!」と驚かれる
ことがありますが(笑)、やはり本物の研究者が授業を行うことにこだわっています。子供
たちもそのことをよく感じてくれているようです。


◆自然観察・バードウオッチングなどの指導者や講師として

 主要な活動が鳥類の生態研究であるため、鳥類と生態系の関係や、鳥類の目を通して
見た都市や町中の自然環境などについて、楽しく生物多様性の視点で解説します。研究者
として、生態系のしくみを、多様な生物のつながりを具体的に示して(もちろん人間も含めて)
解説します。名前や識別だけではなく、それよりもさらに深く、自然と生態系、それと生態系と
人間との関係について学べます。


◆市民活動の実践者として

 クマタカという希少な森林性大型猛禽類の調査を行ううちに、その保護について
考えるようになりました。
 そのため、現在ほど市民活動が活発でない1980年代から市民活動を行っており、
それをきっかけにいくつも市民団体を主宰するようになりました。
 その後、NPOという用語も活動も社会に認知されるようになった現在では、その
長きにわたる市民活動の経験などについて、シンポジウムなどでパネリストとして
呼ばれることも多くあります。




講演について

 上記のような活動を行っていますので、これらに関する内容で講演を行っています。



 講演内容の一例です。
 これらを組み合わせて行うことも多くあります。


 ・クマタカについて

 ・ブッポウソウについて

 ・カンムリウミスズメについて

 ・身近な野鳥について

 ・鳥を用いた環境教育

 ・鳥と植物、昆虫の関係について

 ・鳥から見た身の回りの環境

 ・鳥から見た身の回りの環境の見方

 ・鳥(野生動物)と私たちのくらし

 ・野鳥観察(バードウオッチング)について(講師など)

 ・ひとつ上の野鳥観察について

 ・巣箱のつくり方、かけ方

 ・都市と生物、生態系について

 ・都市と生物多様性について

 ・環境教育の進め方

 ・市民活動の進め方



 講演をご希望の方は、トップページの「メールを送る」から
メールをお送りください。

 質問も、気軽にお送りください。


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