ブッポウソウの観察

 「森の宝石」とも呼ばれる美麗種ブッポウソウの観察と自然の学習など。

 広島県は、全国のブッポウソウの2/3近くが生息する「ブッポウソウ王国」です。
そしてこのツアーの実施地である三次市は、その広島県内でも最も高い密度で
ブッポウソウが生息する地域です。


 ブッポウソウ


【目的】 希少種ブッポウソウを観察し学習することで、里山の生物の多様性について体感し
     学び、人間と自然環境との関わりについて体験し、
     野生生物や環境の保護をどのようにして進めたらよいかについて考えます。


【実施期間】 6月下旬〜7月下旬の土・日曜日・祝日
  (予定)
        【野生動物が相手のものであるため、年により異なります】


        【重要】 事前予約制です。

        ・料金は、1名 9,000円 です。



【内容】 現地では、電話柱などに許可を得てかけられている巣箱で繁殖している
     ブッポウソウの観察を行います。

      質問がある場合には、一番下に問い合わせ先がありますので、お気軽に
     お問い合わせください。



 保護のためにかけた巣箱で繁殖するブッポウソウ


 ブッポウソウ


     ブッポウソウとは? ‐渡来地が天然記念物に指定されるほどの希少種‐

      森の宝石「ブッポウソウ」

      ブッポウソウEurystomus orientalisはハトをスリムにしたくらいの大きさと体型の鳥で、
     その美しい姿から「森の宝石」とも呼ばれている美しい鳥です。日本には
     ツバメHirundo rusticaと同じように夏鳥として渡来し、東北〜九州で繁殖します。
      もともと数が少ない鳥で、宮崎県や長野県など国内の4カ所で、その繁殖地が
     「ブッポウソウ渡来地」として天然記念物に指定されているほど希少な鳥です。
      しかし近年、ブッポウソウは急激に個体数が減少し絶滅の危機に瀕していて、
     環境省のレッドリストでは絶滅危惧TB類にあげられています。そのランクは
     有名なタンチョウGrus japonensisよりも高く、オジロワシHaliaeetus albicilla
     イヌワシAquila chrysaetosなどと同じランクです。
      しかし近年の急激な個体数の減少で、天然記念物に指定されているブッポウソウ
     渡来地で、現在もブッポウソウが繁殖している場所は、現在もうまったくありません。

      現在国内に生息するブッポウソウの数は、350つがい、700羽程度ではないかと推定
     されています。京都府、鹿児島県、山口県などいくつかの県ではすでに絶滅状態に
     あり、これらの県と広島県など中国地方の県を除くと、現在ブッポウソウが生息している
     県でもそのつがい数は、1県平均で3〜4つがい程度ではないかと思われます。

       広島発の保護  ‐野生動物保護の数少ない成功例‐
      しかし広島県では、1988年から全国に先駆けて電話柱などの人工構造物への巣箱
     かけによる保護が行われ、2008年現在、県内に230つがい以上が生息しています。
     この数は、現在生息が推定される全国のブッポウソウのつがい数の1/2以上(約66%)
     にあたります。
      広島発のこの保護は、現在全国に広まりつつあります。







【集合場所・時間など】


     集合場所・解散場所

      基本は現地ですが、状況により、ご都合に合わせます。
      (JRの駅等から)

      下記からFAXやメールでお問い合わせください。








            グッズについて

            「ブッポウソウのピンズバッジ」
            (バッジの大きさは、ほぼ10円玉大です)。



            寄付金の使用内容例  ブッポウソウの保護増殖用巣箱の作成資金として
                            巣箱の作成には、1個あたり約3,500円ほど
                            かかります。この巣箱の新規にかけるものや、
                            傷んだ巣箱の交換用巣箱の作成に、寄付金が
                            使用されます。


●参加をご希望の方は、以下の参加申し込みページにお進みください(FAX専用)。
 質問等、お問い合わせも書き込んでお送りください。


 申し込みページへ


 メールでの場合は、一番下にあります。



【参加費の支払いについて】


 参加費は、当日直接お支払いください。



【当日の持ち物等について】


 観察会と体験の当日には、以下の準備をお願いします。
 格好は、近くの山にハイキングに行く時程度の格好でOKです
 それ以外で必要なもの等は下記のとおりです。


 (記号は  ◎・・・必須   △・・・あればよい  です)


  双眼鏡 ◎  安いものでもOKです。

  カメラ △

  筆記具(手帳、ボールペンなど) △

  酔い止め(比較的長時間バスに乗るため) ◎


  これらに1泊の場合には着替え等が加わります。



【ご質問等について】


 ご質問のある方は、以下にご連絡ください。
 できれば電子メールでのご質問をお願いいたします。

  電子メールでは →  質問メールを送る

  電話では →  082-261-0259
            携帯電話 090-9061-6968